上越市にお住まいのY様。2012年 BS日テレ「わが家のリフォーム物語」第1回「第二の人生を楽しむ家」放送物件
中央に見えるのが玄関。一般の概念を取り払い、玄関を開けるとすぐにリビングへ。キッチンは見えても違和感のない対面型に家具調の物を選択。キッチンパネルが主流の昨今ですが、あえて輸入タイルをIHヒーター横の壁に。
玄関脇のアルミ建具を開けると、日常見えてほしくない雑貨やコート・靴を収納。帰ってすぐにそちらを経由して右側から出て奥のユニットバスにも直行出来ます。キッチン裏の棚の裏側は脱衣室ですが、天井から壁を少し下げ、風が抜けるようにしました。
玄関も靴を脱ぐだけのスペースという最小限で確保。リビングの広がりがより感じられます。通常タイルを貼るたたきの部分には乱張りの石を貼り、アプローチからのつながりを持たせました。
UBにもあえてリビング側に窓を設置。部屋のどこからも心地よい風が廻るように設計されています。
右側の洗面台は、施主様と現地まで出かけて選んだもの。奥のトイレは戸がありません。ですが、リビング側のどの場所からトイレ側を見ても便器が見えない設計となっています。介護が必要になった時も楽に、また長く住んでいただける設計です。
風を部屋全体に取り入れるために建具を使わず、壁も一部を抜くなどしました。生活雑貨はテレビ横から入るWICに一挙に収納。壁には奥様念願の珪藻土を塗りました。(担当:青柳)